シャープの加湿セラミックファンヒーターの口コミは、すぐ暖かい・足元が暖まるという声が中心です。ただ、寒いと言う人も確かにいて、その人たちには部屋の広さと、本体からの距離という共通点がありました。電気代は、強で1200W。気になるなら、エコ自動と弱の使い分けで下げられます。
現行の加湿タイプはHX-TK12の1機種です。楽天の4つのショップの口コミを全部読み、公式の仕様と並べました。暖房の目安は木造で約3〜6畳と、思ったより狭く書かれています。
この数字を知ってから口コミを読むと、暖かいと言う人と寒いと言う人の違いがよく分かります。
この記事では、口コミの良い声と悪い声、電気代の計算、寒いと言う人の使い方を確かめ、数年使うと出やすい加湿の音の話まで紹介します。あなたが置きたいのは、何畳の部屋ですか?
\暖房・加湿・プラズマクラスターが1台に/
シャープ加湿セラミックファンヒーターの口コミ|良い声と悪い声
良い声:すぐに温風が出て、足元が暖まる
いちばん多いのは、スイッチを入れてすぐ暖かいという声です。コンパクトなわりに風が強い、という驚きもよく書かれていました。
小さいサイズでしたが、思っていたよりも強い温風がでました。
足元近くに置けば、より暖かさを感じます。
公式によると、HX-TK12は2020年のHX-L120と比べて風量が約30%増え、温風が届く距離も伸びました。エアコンだけだと足元が冷える、という悩みで買った人の満足度が高いのはこのためです。
良い声:加湿と空気清浄も1台で済む
暖房・加湿・プラズマクラスターがまとまっていて、加湿器を別に置かなくていい点も喜ばれています。暖房を使わない時期も、加湿だけで使えます。
旧型から買い替えた人や、2台目・3台目として買い足した人の口コミもあり、こうした人たちの評価はどれも星4以上でした。
悪い声:近くにいないと暖かくない
暖房は近くでなければならない暖かくなくて威力も弱めで、近くから離れるとひんやりした風がくるだけなのでちょっと不満です。
強にしても真横にいないとまったく暖まりません。
後者は、かなり古いモデルから買い替えた人の口コミで、6畳の洋室で使っています。寒いと言う人の話は、次の「寒いと言う人の使い方」で詳しく見ます。
悪い声:音と電気代
音については、気にならないという声と、寝室では気になるという声に分かれました。カタログの運転音は、弱で33dB、強+加湿で39dBです。
電気代は、使ってみて心配になったという声がありました。
消費電力も1200Wほど常時使用するため電気代が激しく跳ね上がります。
電気代はやばい? 公式の数字で計算する
電気代が高いと感じるかどうかは、どの運転で、何時間使うかで大きく変わります。公式が出している消費電力と1時間あたりの電気代(31円/kWhで計算)は次のとおりです。
| 運転 | 消費電力(50Hz) | 1時間の電力量と電気代 | 1日8時間×30日の電気代 |
|---|---|---|---|
| 強 | 1200W | 1.2kWh・約37円 | 288kWh・約8,880円 |
| 強+加湿 | 1200W | 1.2kWh・約37円 | 288kWh・約8,880円 |
| 弱 | 620W | 0.62kWh・約19円 | 148.8kWh・約4,560円 |
| 加湿だけ | 570W | 0.57kWh・約18円 | 136.8kWh・約4,320円 |
消費電力と1時間の電気代はシャープ公式(2026年10月20日時点)。1か月の目安は1時間の電気代から計算
表で分かるとおり、強のまま使い続けると、電気代はセラミックヒーターらしく高めです。口コミの「跳ね上がる」はこの使い方でしょう。
エコ自動にすると約3割下がる
HX-TK12には、室温が約22℃になるように強と弱を自動で切り替えるエコ自動運転があります。公式の試験(6畳・運転開始時の室温10℃)では、1時間あたりの電力量が強の1187Whから849Whに下がりました。電気代にすると約37円から約26円、約3割の差です。
部屋が暖まったあとも強で回し続けるより、エコ自動に任せたほうが無駄がありません。
加湿をつけても消費電力は増えない
表のとおり、強と強+加湿はどちらも1200Wです。加湿を足しても電気代は変わりません。ただし、加湿をつけると暖かさが物足りなくなったという口コミもありました。
加湿機能使用中では十分な効果が出なく、1200Wを常時使用していましたが、加湿機能OFFでは600Wでも温かく、省エネで600Wで使用しています。
反対に、エアコンより電気代が安く済んで助かるという声もあります。ほかの家電と同時に使ってブレーカーが落ちたという口コミもあったので、1200Wで使う時間が長い家では、電子レンジやドライヤーと同じ回路に置かないようにしましょう。
寒いと言う人の使い方|部屋の広さと距離
暖かいと言う人と寒いと言う人の違いは、製品の当たり外れよりも、置いている部屋にありました。まず、公式の暖房の目安を見てください。
| 住まい | 断熱材なし | 断熱材50mm |
|---|---|---|
| 木造 | 約3畳 | 約6畳 |
| コンクリート | 約4.5畳 | 約8畳 |
シャープ公式(日本電機工業会の統一基準)。加湿の目安は木造和室11畳・プレハブ洋室18畳
加湿は11〜18畳まで届くのに対し、暖房は木造で3〜6畳です。部屋全体を暖めるヒーターではなく、近くにいる人を暖めるヒーターと考えたほうが、実際の使われ方に合っています。
寒いと言っていた人の部屋
- エアコンのない冬の脱衣所:数時間つけても寒い、風呂上がりに風が当たると寒いくらい
- 広いリビング:子ども部屋には十分だが、広いリビングは無理だった
- 寒い地域の6畳:真横にいないと暖まらない
結果、数時間つけっぱなしにしても浴室、脱衣所は寒いです。
暖かいと言っていた人の部屋
6畳でも、部屋全体十分暖かいです。
5〜6畳の個室や子ども部屋、ワンルームで使っている人からは、部屋が暖まるという声が並びます。なかには、木造アパートの12畳のLDKがすぐ暖まったという人もいました。住まいの断熱や、エアコンとの併用で差が出るのでしょう。
寒いと感じたときの使い方
- 足元の近くに置く:温風は前に向かって届くので、座る場所の近くに向けます
- エアコンと一緒に使う:部屋全体はエアコン、足元はHX-TK12と役割を分けます
- 加湿をつけたまま弱で様子を見る:公式は、湿度30%から60%に上げると体感温度が約1.3℃上がるとしています。ただし、加湿をつけると物足りないという声もあるので、寒ければ加湿を切って比べてみます
加湿はいらない、狭い場所を暖めたいだけ、という人は、加湿なしのセラミックヒーターも候補になります。山善のセラミックヒーターの口コミはこちらで確かめています。
山善のセラミックヒーターの口コミは? 狭い場所ほど高評価でした
使ってから気づくこと|給水・持ち運び・タイマー
タンク1杯は、強+加湿で約4.8時間
タンクは約3.1Lで、公式の連続加湿時間は、強+加湿で約4.8時間、弱+加湿で約12時間です。口コミにも、水の減りが早いという声がありました。
大体6-7時間くらいで加湿の水は無くなるけどそれだけ乾燥してるんだなーと思ってます。
夜通し加湿したいなら、弱+加湿で使うと朝まで持ちやすくなります。
持ち運ぶときは、タンクとトレーを外す
本体は約5.5kgで、背面の取っ手で持ち運べます。ただ、水を入れたまま傾けると水がこぼれます。
説明書を読むと、持ち運びの際に水とトレーを毎回外さなければならないとなっていて、正直めんどくさいと思いました。
リビングと脱衣所を行き来させるつもりなら、この手間は知っておきたいところです。この人は、加湿は使わずに暖房だけで持ち運んでいるそうです。
タイマーは、入が6・7・8時間、切が1・2時間
起きる時間に合わせて暖めておける入タイマーは好評でした。一方で、入が最大8時間、切が最大2時間と、設定できる時間が限られていて使いにくいという声もあります。
また、電源を切ってもしばらく音がして驚いた、という口コミもありました。公式によると、運転を止めるたびに加湿フィルターを自動で洗う運転が入ります。止めたあとの音は、この自動洗浄によるものと考えられます。
数年使うと出やすい、加湿の異音と給水ポンプ
上位の記事ではあまり触れられていませんが、シャープの加湿セラミックファンヒーターを長く使っている人の間では、加湿をオンにするとガガガ、ゴロゴロと音がするという書き込みが、交換部品の口コミに並んでいます。
楽天で売られている交換用の給水ポンプの口コミを読むと、2〜3年目から、あるいは10年以上使ったあとに加湿の音が大きくなり、ポンプを交換したら静かになった、という声が続いていました。書き込みにある型番は、HX-B120やHX-G120、HX-J120など、HX-TK12より前の機種です。
HX-TK12の口コミにも、新品の時点でガガガという音が気になったという声がありました。
公式は、給水ポンプを取り外して丸洗いできる部品に挙げています。加湿の音が大きくなったら、まずはポンプとトレーを洗ってみる。それでも直らなければ、ポンプの交換で直ったという人がいる、と覚えておけば、本体ごと買い替える前に打つ手があります。加湿フィルターの寿命は約3シーズンです。
\フィルターは停止のたびに自動で洗浄/
シャープ加湿セラミックファンヒーターが向いている人・向いていない人
向いている人
- 5〜6畳の個室や子ども部屋、ワンルームで使う
- エアコンだけだと足元が寒く、乾燥も気になる
- 灯油を使わない暖房に替えたい
- 加湿器と暖房を1台にまとめて、場所を空けたい
向いていない人
- 10畳を超えるリビングを、これ1台で暖めたい
- エアコンのない脱衣所を、しっかり暖めたい
- 水を入れたまま部屋から部屋へ頻繁に持ち運びたい
- 寝室で、ほとんど音のしない暖房がほしい
向いていない人に当てはまる項目があっても、エアコンと一緒に使うなら話は変わります。部屋全体はエアコン、足元と乾燥はHX-TK12、という分け方なら、10畳を超えるリビングでも役に立ちます。
石油ファンヒーターから替えた人の口コミには、暖かさは石油に及ばないけれど、給油の手間がなくなって楽になったという声がありました。比べる相手によって、満足度が変わる製品だと言えます。
シャープ加湿セラミックファンヒーターの口コミでよくある質問
メインの暖房として使えますか?
5〜6畳の個室なら、これだけで過ごしているという口コミがあります。公式の暖房の目安は木造で約3〜6畳なので、それより広い部屋ではエアコンと一緒に使うのが現実的です。
加湿だけで使えますか?
使えます。加湿だけの運転は消費電力570Wで、加湿量は1時間に460mL、タンク1杯で約6.7時間です。加湿だけでも温かい風が出るという口コミがありました。
電気代は1か月いくらですか?
強で1日8時間、30日使うと約8,880円、弱なら約4,560円です(31円/kWhで計算)。エコ自動運転にすると、公式の試験条件では強より約3割下がります。
加湿フィルターの交換時期は?
公式の目安は約3シーズンです。2週間に1回お手入れした場合で、水質や使い方によって早まることがあります。
シャープ加湿セラミックファンヒーターの口コミ、まとめ
シャープの加湿セラミックファンヒーターの口コミは、すぐ暖かい・足元が暖まるという声が中心でした。寒いと言う人は、広いリビングやエアコンのない脱衣所で使っているか、本体から離れていました。暖房の目安は木造で約3〜6畳なので、近くにいる人を暖めるヒーターと考えると、口コミとのずれがなくなります。
電気代は、強のまま使い続けると高めです。エコ自動と弱を使い分ければ下げられますし、加湿をつけても消費電力は増えません。置きたい部屋の畳数と、エアコンと一緒に使うかどうか。この2つが合えば、乾燥と足元の冷えを1台で片づけられます。
\エコ自動で強より約3割の節電(公式試験)/
